道具類

瓢箪(ひょうたん)
古銭
風鈴
文昌塔(もんしょうとう)

瓢箪(ひょうたん)
ウリ科ユウガオの一種の植物の実で、乾かして中に水物を入れるなど昔から道具として使われています。
中国浙江省で新石器時代の遺跡からも出土しています。
日本でも「瓢箪から駒」のことわざや「六瓢箪」(6つの瓢箪を連ねた無病息災のお守り)、そして豊臣秀吉の千成瓢箪迄昔から縁起の良いものとされています。
瓢箪は八卦の兌(だ)乾(けん)にあたり、五行の元素では「金」になります。兌の記号の開いた線には「天の医者」の意味合いがあり、病気に良いとされています。そのため昔の中国の医者は薬を入れるのに瓢箪を使っていました。
風水では「収殺」つまり邪の気を瓢箪の中に吸収すると言われていますので化サツに最適です。
また、財産を守ったり財運アップの金運向上や、無病息災、開運吉祥などの目的でも使用されます。
材質は最近手に入りにくいですが本物が良いです。 設置方位はサツのある方位、命卦や流年の財位や家の部屋に入って右側(青龍方)が良いでしょう。

古銭
中国・秦の始皇帝が通貨を統一しました。この時の通貨は銅製のコインで円形の中に方孔(中心部に角穴)があります。
円形が「天」を方孔が「地」を意味すると言われています。他にも丸穴の中国古銭がありますが縁起物として使用するのは方孔のものを使用します。
五行の元素は「金」になり、化サツ効果が高いとされています。また、「財源不断」と言って財運にも良いとされています。
古銭は清代5代の皇帝の銅銭を、皇帝の強い運勢にあやかって5枚連ねた「五帝銭」の他6枚の「六帝銭」等もあります。
また古銭を使って安忍水と言う水を作り化サツに使用される事もあります。 古銭は単体よりも瑞獣などの風水アイテムの力を強める為に一緒に置かれたり、金運向上に財布に入れたりして使用します。

風鈴
風鈴はもともと魔除けの為に作られたと言われています。
幽霊、妖怪、邪鬼等が家に入ってこないように彼らの嫌いな「音の出るもの」を家の入り口に吊るして魔除けにしたそうです。
今でも夏の涼を求めて軒下や窓辺など外とつながる場所によく吊るしますね。
風鈴にもいろいろありますが、風水で使用するものは金、真鍮、メタル、銅の素材が良いでしょう。
本場香港等で売られている風鈴は日本の風鈴よりもドアチャイムに近い形をしています。
風鈴は命卦・宅卦の凶方位、流年の凶方位(五黄)、形サツなどあらゆるサツを解消する化サツに最適なアイテムです。

文昌塔(もんしょうとう)
中国では日本の五重の塔に良く似た文昌塔があちこちに立っています。(文昌塔は7か9層)
この文昌塔は道教の道師がここで道教の教えを勉強し精神集中をされる施設で、道教のシンボルです。
また文昌帝君と言う中国の学問の神様(日本の天神様みたいですね。)や 神格化された文昌星(北斗七星の近くにある6つの星)などの意味も含められています。
中国では昔から主に試験合格や学力向上用途で近くに建っている文昌塔の方向を向いて勉強をしていたそうです。
この文昌塔を模した置物の設置方位は、勉強をする人の命卦から出した方位や文昌の方位(下記参照)、机の上などです。
■玄関の向き-文昌の方位
北-南、西北-東南、西-西北、南西-北、南-東北、東南-東、東-南西、北東-西

他の風水アイテム全般に言えますが、ただ設置したからと言って効果が必ず出るとは限りません。 全体的な風水処理をして環境を整えた上で設置する事をオススメします。

瑞獣(ずいじゅう)

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