暦と三元九運

★三元九運について

三元九運とは
三元九運の周期
三元九運の持つ意味
三元九運あれこれ

暦について
三元九運とは
風水は土地の良い気のエネルギーを積極的に使いますが、この気のエネルギー(地運)は20年ごとにその流れを変えています。
20年の区切りの元になっているものが三元九運です。
古代中国で暦の発達と共に三元九運の基盤が出来ました。
明時代の書物には諸葛孔明がこの三元九運に則り風水を駆使し、多数の敵を少数で倒した事が書かれています。
それ以降も秘術として受け継がれています。
風水鑑定では、主に家の建てられた年月日からこの三元九運を使い地運を調べます。

三元九運の周期
甲子から癸亥までの六十干支60年を「一元」と言う単位にし、上元・中元・下元の60年を3セット繰り返す180年周期になります。
一運は一白水運、二運はニ黒土運と言うように九星と似た呼び方がされています。

●上元60年
上元甲子〜癸未の20年 一運
上元甲申〜癸卯の20年 二運
上元甲辰〜癸亥の20年 三運

●中元60年
中元甲子〜癸未の20年 四運
中元甲申〜癸卯の20年 五運
中元甲辰〜癸亥の20年 六運

●下元60年
下元甲子〜癸未の20年 七運
下元甲申〜癸卯の20年 八運
下元甲辰〜癸亥の20年 九運

2003年迄は七運、2004年の節分の頃から八運に入ります。

三元九運の持つ意味
七運は七赤金運、つまり五行の「金」にあたります。金は金属を象徴し、冷静さや貨幣等を現す元素です。
1984年〜2003年が七運ですが、丁度1986年〜1989年がバブル全盛期でした。
このように一運〜九運はそれぞれ陰陽五行の属性を持っています。
八運は「土」元素です。土は腐敗と生成、収穫を象徴させています。また季節の変わり目の象徴でもありますから 今後時代の転機が訪れるかもしれませんね。

三元九運あれこれ
中国の古代王朝、殷・周・漢・唐等の滅亡、または滅亡の原因となったのは全て下元の時代です。
そして、日本でも応仁の乱から始まった戦国時代、江戸幕府の崩壊も下元の時代です。
ひとつの時代が滅びると次の時代がやってきます。
だいたい下元で滅び上元で新しい時代が誕生し、中元で栄える流れになっています。
沖縄の首里城は、門の方位が傾き、台形のような敷地になっています。
これは下元の九運から上元の一運に変わった時期に奉神門を上元の吉相の方位に建設したためだそうです。
伊勢神宮や平安神宮での式年遷宮も三元九運に合わせているそうです。

暦について
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