紫は特に日本では意味合いの強い色として昔から使用されてきました。
例えば、聖徳太子が制定した冠位十二階(身分制度)では最高位の色を紫と定めています。
紫式部が生きた平安の世では貴族階級に紫色が珍重されました。 その為この色は、高貴、気高いと言うイメージを持っています。
また、赤でも青でもない中庸な色が民族性にあっているとも言われています。
それと同時に、紫の光の波長が細胞内の光修復酵素を刺激し、DNAなどの損傷を修復する働きがある事が医学的に実証されています。
交感神経の赤・副交感神経の青を混色すると紫色になります。このバランスが崩れている人=体調の悪い人・ストレスがたまっている人がより紫色を好む傾向があります。
これは、先出の波長の効果と共にニュートラルな状態に戻ろうとする自然治癒力が働いて無意識にこの色を選択すると言えます。つまり、癒しの色でもあるのです。
江戸時代、体調を悪くした殿様が「紫紺」と言う薬効成分のある植物で染めた紫色の鉢巻をしていました。また、古代ローマ時代では紫貝の汁が消毒液として用いられていました。 これらは薬効成分と共に癒しの色の効果があるとも考えられます。
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