赤は各国共通で血液や炎をイメージするようです。
このイメージから熱い、痛い、衝撃、衝動、と言った危険・危機感やアグレッシブなイメージと共に、 生命、エネルギー、自己主張、情熱など生命の高揚感をイメージする色でもあります。
人間の神経は「交感神経」と「副交感神経」と言う2種類の神経がバランスをとって生命を維持しています。交感神経は活発になったり、興奮したり、活性化したりと言う働きをします。
また、自分で意識的に動かしていない例えば心臓をはじめとする内臓系の動きなどの活発化も交感神経の働きです。
この交感神経が通常「赤」で現されていると共に、この神経は赤色に反応する事が実験で立証されています。
前にお話した「赤い下着」で血行が良くなると言うのも、赤色を肌につける事により、交感神経が活発になり、結果心拍数が上がり血液の循環が良くなる為です。
また、危機感を表すのは「血・炎」のイメージの他にも、この交感神経から来ています。
人間は危機に遭遇すると、脳内ホルモンの分泌で、無意識下で自分の身を守る=活発に動けると言う点から、この交感神経が優勢になります。手に汗をかき(握ったもの=武器を落とさないように)、鼓動が早くなります。その為にひもづけされたイメージでもあります。
なお、赤色で自分の内面を表す場合、健康的で内面からの溢れるエネルギーを表現するにはビビッドで透明感のある赤を選び、危機感を表す場合血の色に似たダークな赤を選びます。そして、内面の衝動を抑制していて自分自身に負荷がかかっている人はよりダークな赤を選択する傾向があります。
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