経験者は語る・その2

前回からの続きです。読んでない方は是非その1を読んでくださいね♪

観察と情報収集の結果5人いたお局は、それぞれこんなタイプでした。

お局Aさん(30歳)→仕事熱心で、仕事をバリバリこなす。しかし自分が出来る事をこなせない人を見ると「どうしてこれが出来ないの?」とイライラする。
お局Bさん(26歳)→仕事はそこそこでやたらと裏事情や人間関係に詳しい情報通。この人に秘密を知られるとすぐに噂を広める。
お局Cさん(30歳半ば)→一番の古株。仕事上のトラブルも多く、愚痴先行。業務が自分の思い通りにならないと上司に噛み付く。この人が一番新人いじめをする。
お局Dさん(24歳)→にこやかで愛想も良く世話好きで仕事もきちんとする。しかしいったん気に入らないと裏で悪意のある噂を流したり、私物を隠したり、仕事の失敗をさせたりする。
お局Eさん(22歳)→最初に自分の中で線引きをして、その線からはみ出た人は全て嫌い。無視する、上司に悪く報告する、仕事の失敗を押し付ける。また本人の前でも堂々と嫌いな態度を現す。

「お局様を敬う(その実はヨイショする)作戦」は、こんな感じです。

1.お局の名前と特徴を即座に覚え、すぐに名前で呼びかけ積極的に仕事の質問しに行く。
2.その質問を、お局の前で回答をきちんとメモに取り実践でその通りやる。(出来れば見ている所で)
3.上手く出来たら先輩が教えてくれたから上手く行きましたと嬉しそうに報告する。
4.その上で難しい仕事こなしている先輩は凄い、自分も先輩みたいになれるだろうかと言った内容をわざとらしくなく伝える。

先程の「お局様を敬う」作戦は、お局Aさん、Bさんにはすぐに効果が表れました。
お局Cさんについては作戦を実行しましたが、私が元々彼女にとって「いじめ対象者」だったらしく逆効果になりました。
私が困ったのがお局Dさん。どうしていいか判らず一応他の先輩と同じように接し、必要以上は近づかないようにしました。
そして機会が巡ってきたので敬う作戦を1度だけ使いました。
すると親切に判りやすく仕事を教えてくれた上に応用編まで伝授してくれました。
素直に感謝した所、この人の仕業と思われる嫌がらせは一度も受けませんでした。
どうやら最初から気に入らない方には入っていなかった模様。
お局Eさんは、彼女の線引きから私は漏れたようで最初から無視されていました。作戦は使えません。

CさんとEさんは最初から私に対して良い感情を持っていなかったので、作戦が裏目に出たり、作戦実行すら出来ませんでした。
Cさんは自分と直接関係がない、私の仕事の失敗を嗅ぎ付け、執拗に、そして威圧的に説教をし続けました。
Eさんは担当する仕事のファイルを私が提出すると不備がないのに「レイアウトが悪くて読めない」「センスがないから見づらい」と1日じゅう延々と却下し続けました。

これらを救ってくれたのが、他の大勢の先輩方でした。
嫌がらせを受けたとは言え、私の場合見方の方が圧倒的に多く、困った時には助けてくれるし、根も葉もない噂を立てられてもそれが本当ではない事もほとんどの人が看破してくれました。
お陰で私は時々嫌な思いをしつつも、このようにまわりからのフォローでストレスを貯めるまでにはなりませんでした。

しつこく次回も続きますぞ。(^^)
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