ゲストコラム・その1

150回記念は「ポスト」さんのゲストコラムです。(^^)

早速ですが、私の高校生の頃の話をさせていただきますm(_ _)m
私は富山県の田舎に産まれ、保育園、小学校、中学校と私を含め十数人しかいないクラスで生活してきました。
その為、というわけではありませんが、かなり人見知りに育ちました(;^_^A
そんな私が高校に入学して、すぐに友達ができるかといえば、やはりそううまくはいきませんでした↓
同じ高校に入学した中学の友達とも全てクラスが違い、しかも席は最前列で、私は誰にも話しかけることができずに背を丸めうつむいていました。
そんな明らかに暗くうつむいている私にわざわざ話しかけてくる人もおらず、大抵の人は中学の友達と話していました。

そんな私に母はがんばって話しかけてみることを何度も勧めてくれましたが、勇気のない私は、「そんなこと無理に決まってる!」と最初から諦めていました。
今思えば、そんな暗そうな顔をしてる奴に誰が話しかけたがるんだ、と思うのですが、その時の私は(どうして誰も話しかけてくれないんだ!)と周りを恨むばかりでした。
そして数週間後、オリエンテーション合宿があり、嫌でしたが学校の行事の為、強制的に参加させられました。

友達もおらず、家族もいない状況は苦痛以外のなにものでもありませんでしたが、(自分から友達をつくらなきゃやばい!)とその時初めて感じました。
そして私は意を決し、食事の時に「どこの中学出身なん?」と隣の人に話しかけました。
すると、意外なほどに話が進み、普通に友達になることができました。
そして他にも何人かに話しかけ、その全ての人と友達になることができました。
その後は面白いように友達が増えました。
友達の友達とも仲良くなり、そのまた友達とも仲良くなる。
そんな感じでクラスの男子ほとんどと仲良くなることができました。
その中でも特に行動を供にする仲のいいグループもでき、あっという間に私は一人ではなくなりました。
高校二年になってクラス替えもありましたが、仲のいい友達の友達がそのクラスに居たため、二年でもすぐに友達が増えました。
そして、一年の時に特に仲のよくなった友達と二年の時に特に仲のよくなった友達とで、合わせて十数人のグループができました。
その頃になると、私は学年の男子ほとんどと知り合いになっていましたが、特にそのグループでよく行動しました。
ちなみに、そのグループはかっこよくて活発な人が多かった為、女子からも注目されていたそうです。私は全然もてませんでしたが(--;)
違う学校の友達も増え、私はとても楽しい高校生活をおくることができました。

今私は大学二年で、愛知県にきています。
地元に残った友達や、同じく愛知にきた友達、違う県に行った友達など、それぞれ自分の好きな道を選びましたが、今でも富山に帰ると必ず連絡がありよく遊びますし、わざわざ愛知まで遊びに来てくれる友達もいます。
私は相変わらず人見知りですが、以前と比べるとかなりなおってきました。
以前の私は何でも人のせいにしてきました。自分で動くことをせず、周りにまかせていました。
でも、小さな一歩でもいいから勇気を持って前に進めば、何かが変わるのだということを知りました。
もちろん今も悩んでいることは数多くあります。日々悩んで反省しての繰り返しです。
しかし、それでも私は少しでもいいから前に進もうと思います。そうすればきっと、ほんの少しでも自分を変えていけると信じています。

【よいこのコメント】
学校だけでなく、就職や引越しなど社会に出て「新しい環境」に自分を置いた時、新しい人間関係を作っていくのは誰でも大変だと思います。
世代や価値観の違う人々が多勢いますし、時には既に出来ている「人の輪」に自分だけが飛び込んでいく場合もあります。
特に、大人になると経験や知識やプライドが邪魔をして、自分から友達を作ろうとする「勇気」を自分の中に閉じ込めてしまい、対人関係でつまづいてしまう事もあるでしょう。
もし、人付き合いが苦手な人や人みしりの方が新しい人間関係を作る状況になったなら、ポストさんのように「勇気」を出して自分から話しかけてみましょう。
最初から敵意や悪意を持った人ばかりではありませんからね。(^^)
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