上書き保存・その1

2年前に、人の紹介でお会いした方がいました。
30代の男性で、以前は外資系の化粧品会社に勤めていました。
自分の企画を実行したら企業年収が大幅増になったのに、金一封もなく手取りが相変わらずの20万足らずだった事にショックを受けたのだそうです。
会社に自分の力を使われるのではなく、自分の力を自分で使ってもっと収入を増やしたい、と一念発起したのが3年前。
私が初めてお会いした時は、その方がインターネット起業をし始めて少し経った頃で「平均月収50万円位」とお聞きしました。
それでも結構驚いていたのですが、現在その方は年収が億に到達しているとかいないとか。
著書も出版され、ニュース番組でも取り上げられ、ネット起業界では超有名人です。

その方が以前いつも持っているノートを見せて下さいました。
ノートには、マンションの切り抜きや外車の切り抜きなどが貼ってありました。
「こっちのページに欲しいものや『こうなりたい』と思うものを貼って、隣のページにはその『目標』を達成させる具体的な期限などを書いておくんです。
時間が空いたらまめにノートを見て、どうすれば『その目標を自分が決めた期限までに達成できるか』を考えます。」 この方法で、多くの物事を実現されているそうです。
ちなみに、2年前にお会いした時に伺った「目標」は、あっという間に達成、どころかただの通過点だったようです。

このノートの方法、実は「成功している」人の多くが似たような事をしています。
「毎朝、自分の目標を声に出して言うのが日課」「毎日日課として自分の目標を10回毛筆で書く」を実践されていた大企業の社長さんもいました。
受験生が「必勝!○○大学合格!」と書いた紙を机の前に貼るのも、野球部が「目指せ甲子園!」と書いた紙をベンチや部室に貼るのも同じ方法と言えます。

「成功している」人の多くは、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかをとても具体的にイメージしています。
そして、そのイメージ像を「目標」とし、さらに「目標を達成する時期」も設定してそれを目指します。
毎日その事を意識できる環境を整え、実現したらどうなるかを思い巡らしています。
ただ漠然と「成功したらいいなぁ」と思いながら日々を過ごすより、実現する可能性が高いのは何となく理解できますよね。
先ほどから「成功している」と書いていますが、言葉を変えて「幸せになった」でも同じ事です。

成功したい人、目標を達成したい人、そして幸せになりたい人。
次回のコロコラムは必見です。
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