許せない人・恨んでる人

最近滅多に聞かれませんが「人を呪わば穴2つ」と言うことわざがあります。
これは人に害を与えれば結局自分も同じように害を受けるものだと言う意味です。
ちなみに「穴」は墓穴の事らしく、2つとは呪った人と自分の分って事ですね。(結構強烈なことわざ・・・)
また、丑の刻参り(ワラ人形打ち付け儀式)は自分にも不幸が跳ね返ってくると言われています。
ちょっと怖い話から始まりました。(^^ゞ

「嫌いな人」や「許せない人」、「恨んでる人」を抱えている人はいると思います。
これはその人に対して「怒り」を持っていると言う事ですね。
この怒りは、自分を攻撃的にしたり、逆に引きこもったり、または自分自身を責めたりしてしまう効果があります。その結果、相手を攻撃したり、相手との間にわだかまりが出来たり、自己嫌悪に陥ったりします。
前者2つは対人関係のトラブルを起こし、なおかつなかなか修復出来なかったりします。後者は自己嫌悪からコンプレックスを抱え健全な対人関係を築けなくなって来ます。
つまり、人に対して怒りを持っていると自分の対人関係のトラブルも引き起こしてしまうのです。
まさにことわざ通りですね。

解決法は「相手を許す」これだけです。
言うのは簡単ですがこれがなかなか出来ませんね・・・・。(^^ゞ
何故嫌い(許せない、恨んでる)なのか、どこが嫌い(許せない、恨んでる)なのかをはっきりさせます。
その原因が解ったら、別の方向から見てみるのです。
例えば「他の女と浮気した挙句一方的に関係を切られた超ムカツク元カレ」を例にしてみます。

ムカツク理由→私がいながら浮気する事自体許せないし、私がこんなに好きなのに自分の感情だけで私の事など全然考えてない所も許せない。恋人関係でなくなったのも許せない。
別の見方→もし、逆にやさしく別れを切り出されてたら私は承知しなかっただろう。そしたらズルズル関係は続いてて浮気相手との2股かけられたままだろうな。カレは自分の事しか考えてない事も解ったし。カレが浮気する度に私は辛い思いをするんだろうな。それよりもっと思いやりのあるやさしい人と巡りあった方が私は幸せかも。

こんな感じに思えたら元カレに対する怒りの感情も薄れていくでしょう。ついでにカレに対する執着も。
そしたら失恋の痛手から早く立ち直れてイキイキとした自分を取り戻せます。
恋愛だけでなく全てにおいて「相手を許す」行為は、相手の為でなく自分の為です。
精神的に楽になったり、自己肯定が出来たり、トラブルが回避出来たり、本来の自分に戻れたりといい事づくめです。
もし許せない人がいる方は是非一度考えてみて下さい。
なかなか許せなくても何故許せないかの原因を冷静に考えてみるだけでもちょっと進歩しますよ。
[1]週刊ココロコラム
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