絶叫マシンとギャンブル〜何故ギャンブルにはまるのか〜

遊園地にはおばけ屋敷があり、絶叫マシンがありますね。
ちなみに私は、遊園地へ行くと絶叫マシンに直行するタイプです。(^^ゞ
他にもホラー映画や肝だめし、果てはバンジージャンプやスカイダイビング等の危険なスポーツ迄、モノの大小は問わず、お金を払って労力を割いて私達は「怖い」「危険」なものを求めます。
よくよく考えると、みずからすすんで危険な目に遭いに行かなくても良さそうなものですよね。

心理学的に見ると、危険や恐怖に遭遇すると、精神的に高い覚醒状態になります。
そして、同時に「興奮」と「不安」と言う相反する感情が存在します。
表裏一体である「不安」な感情がより「興奮」を呼び起こし心地よさが高まります。
そのため、絶叫マシンから降りた時や危険なスポーツをし終わった時等は達成感、充実感、心地よさが残るのです。

ギャンブルは賭ける金額が多ければ多い程リスクが高くなります。そして先程述べた危険や恐怖の時と同じ覚醒状態になります。
勝てば興奮、負ければ不安と表裏一体の感情が揺れ動き、負けていても最後のどんでん返しで勝てば、より強い興奮状態になります。
勝って帰る時は、先程と同じように達成感、充実感、心地よさを抱きます。その上懐も厚くなりますのでその心地よさは絶叫マシン以上でしょう。
私は競馬、パチンコ・パチスロをするギャンブル好きです。
以前、スロットで早々に3万円負け、背水の陣で今迄怖くて手を出さなかった恐ろしく波の荒い機種に財布の残り全てを託しました。
すると奇跡的な大当たりを引き続け、換金したらなんと44万円ありました。
後にも先にもこんな奇跡は1回だけですが、当たった時は、頭が真っ白になり我を忘れ、ぽ〜っとしていました。今迄味わった事がない程の恍惚状態。時間の感覚もお腹がすいたとかトイレに行きたい感覚すら判りませんでした。
このように勝てば無類の心地よさと自由になるお金が増えるギャンブル。また同じ興奮と見返りを求めるのも当然でしょう。
ですからギャンブルは一度はまるとなかなか抜け出せず、のめり込み過ぎる事すらあるのです。

しかし、競馬も競艇もパチンコもカジノも、ギャンブル全ては所詮商売ですから賭ける側が負けるようになっているのです。
パチンコで言えば、10人中1人が大勝、1〜2人がチョイ勝ち、残りは全て負けるのが平均的データです。
ギャンブルに常勝する事は絶対ありません。また、いつも必ず勝つ方法もありません。
それを理解した上で、自分なりに楽しむ必要がありますね。
次の機会に何故ギャンブルから抜け出せなくなるのか、そのからくりをご紹介します。

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