ものすごい図書館

昔、アメリカで写真屋を営んでいたエドガー・ケイシーと言うおじさんがいました。
この人は、ただのオヤジではありません。
一度催眠状態に入ると、医学や科学の知識がないにも関わらず難病患者に対して適切な診断と治療法を伝授していました。
エドガー・ケイシーは有名な超能力者であり、予言者でもありました。
彼は、催眠状態でいろいろな能力が発揮できるのは「全宇宙の過去から未来までのすべての記録「アカシックレコード」というものを収めた巨大な図書館の様なものがあり、自分はその記録を読んでいるだけだ」と言っています。
何でもこの図書館の蔵書は「2億6000万年前から西暦2万6000年迄の宇宙全ての記録」と言われています。 ものすごい図書館ではありませんか。(笑)

「アカシックレコード」の「アカシック」は「アカシャ」が訛ったものと言われています。
「アカシャ」はサンスクリット語で意味は「見えない貯蔵所」。
ヒンズー教の他に紀元前5500年頃のエジプトや古代ペルシャ等でも同様の考え方があったそうです。
仏教にも同じ考え方があり、仏教用語はこれを「虚空蔵」と呼んでいます。かの弘法大師(空海)は「虚空蔵を読む修行」をしていると伝えられています。
古くから、世界の哲学や宗教の考えの中にこの「アカシックレコード」と同様の考え方を見ることが出来ます。

ユングの心理学には、個人の意識の深い所ではそれぞれ他の人々と意識が全て繋がっていて、個人を木の枝に例えるとその幹に相当する「集団的無意識」(普遍的無意識)と言うものが存在すると説いています。
これは、個人レベルを超えて集団や民族が感じる概念(例えば宗教心や道徳心等)に共通性がある事を提唱しているものですが、集団的無意識は古い神話や伝説等の研究からユングが導き出した説と言われていますのである意味これもアカシックレコードのひとつの形であるのかも知れません。

このように、古くから国や民族を超えてアカシックレコードの概念があります。
という事は、まだ私達が知らないだけで、本当はあるのかも知れないですね。
あるとするならば、是非一度どんなものか覗いてみたい気もしませんか?(^^)

さて、今年もこれで最後となりますね。約1年間お付き合いありがとうございました。来年もいろいろな事をご紹介して行きたいと思っています。変わらぬご愛顧お願いします。
それでは皆様良いお年を♪m(__)m
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