趣味レーション

先日、こんなメールを頂きました。[「シュミレーション」ではなくて正しくは「simulation:シミュレーション」ですよね。]とありました。
ココロコラムの中でよく「イメージをシュミレーションして云々・・・」等と堂々と書き、なおかつ「言葉は大事なコミュニケーションツール」と声高に説いていた私ですが、その言葉自体を間違えていたのです。^_^;あちゃ〜・・・。
興味を持ったので、いろいろなホームページを検索してみた所、公共性の高いサイトでも「シュミレーション」と記載している所をたくさん見かけました。
また、とあるデータによると日本人の14%が「シュミレーション」が正しいと思っているともありました。この中に私も入っていたのですね。(^^ゞ
次に辞書(三省堂「デイリー 新語辞典」)を見ると「シュミレーション(新語)→シミュレーションの誤り」とありました。
国語系の方曰く、日本語の中に「みゅ」と言う拗音(小さい「ャ」「ュ」「ョ」を含む音節)を含んだ言葉がほとんどなく「馴染みがない」ために、もっと言いやすい「シュ」になったのではないかと推察されるとの事。
他にもカタカナ英語には間違い勘違いがいっぱいありますね。余談ですが、「コミュニケーション」も良く間違う言葉だそうです。

こんな自分を思いっきり棚に上げておきますが、先日テレビを見ていたらアイドルが「それとはちがくて〜」と言ってました。
チガクテ???前後の言葉で判断した所「違う」と言う意味でした。
良識ある大人達が若者の言葉遣いを聞いて「嘆かわしい」と思う様を自分自身で体験した気がしました。
「800円からお預かりします。おつりの方50円お返しします。」と言われるのも変な気分です。
以前コールセンターで仕事をしていた時、出来なくて困っていた操作を案内し問題解決した時「目にモノを見せてくれてありがとう」と言われた時は固まってしまいました。
「私では役不足です」と上司に言うとややこしい事になるかも知れません。
こうやって聞いて驚いた「間違った言葉」を書いている自分も、きっと「シュミレーション」以外にも間違って使っている言葉が一杯あるかも知れません。
ホントに言葉は難しいですね。(^^ゞ

「新しい」はあたらしいと読みますが、昔は「あらたしい」と読んでいたそうです。
最近では「ケータイ」とか「メールする」は、「携帯電話」と「メールを送る(送受信する)」が言葉としては正しい使い方ですが マスコミでも頻繁に使用され、老若男女問わず当たり前になって来ました。
こうやって言葉は時代と共に変化していきます。
皆が使って意味が通じれば、それが正しい言葉になってしまうのです。

でも、♪よ〜く考えよ〜う。
社会に出れば、会社の上司を初めとして「目上の他人」とコミュニケーションをとる機会や、人前(オフィシャルな場)で話をしなくてはけない場面に出くわします。
人を外見で判断するなとは言いますが、この時きちんとした日本語を喋れるかどうかで他人が抱く「自分の評価」が変わる事は事実です。
そして、どんな人とも容易にコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
つまり、きちんとした言葉が使えれば社会の中で生きる自分自身にとって有利である事は間違いないのです。
[1]週刊ココロコラム
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