必要な色

色と生命の項でお話したように、色の正体は光であり生命に必要不可欠なものです。
高度な知能を持つ人間は、固有の個性を保有しているけれども、いつもニュートラルな状態でいる事はありません。
嬉しかったり、悲しかったり、ちょっとだるかったりと、自分の意識・感情・体調等によって、その時々の状態が変わりますね。
つまり、その時の自分の生命維持に必要な色=光を選択出来るのです。
簡単に言うと、勝負をかける位の勢いがある時は赤や黒などはっきりした攻撃的な印象を持つ色を選択しますし、ゆったりした時はパステルカラー等の穏やかな印象を持つ色を選択する傾向があります。
また、疲れている時に派手な原色ではなく無意識に落ち着いた色を選択する時もあるでしょう。 これは、意識的には勿論、自分自身の生命維持にとって一番必要なものを無意識にでも自身の脳が選択しているのです。
特に現代人は便利な文明と引き換えに、様々なストレスや体調不良をも抱えて生きています。
自律神経失調症に光や色を用いた治療法が確立さているように、光や色の持つ力を生かす事が、今こそ必要だといえるのではないでしょうか。

[1]人間の生命維持と色
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