誰でも超能力者

前回で予告しましたように、第50回から続いている壮大なテーマを考察してみたいと思います。

はるか昔から世界の宗教や哲学に登場していたアカシック・レコード(第50回「ものすごい図書館」参照)の概念。
古い神話や伝説などからユングが導き出した集団的無意識とシンクロニシティ(第50回「ものすごい図書館」第51回「偶然の一致」参照)。
そして、百匹の猿(第52回「キリンの首は何故長い?」参照)やシェルドレイクの仮説(第53回「人間版「百匹目の猿」」参照)。
ご紹介したこれらを考察すると、[私達の目に見えない、まだ科学が解明していない「何か」がどこかにあって、その「何か」を通して個々の生き物は「つながっている」]と言うキーワードが出てきます。
本当かどうかは検証する術がありませんが、ないと断言する事も出来ませんね。
もしこの「つながり」が本当にあるのなら、虫の知らせや物凄い偶然の一致、果ては予知能力やテレパシー迄、あって当然の事象と考えられます。

つながりを伝って別の所へ意識が行けるならば、アカシックレコードにあるこの後に起こる出来事を見る事や、他の人の意識を見る事、また言葉を介せずに気持ちを伝える事も可能でしょう。
無意識に私達がこのつながりを辿った結果が、虫の知らせや偶然の一致かも知れません。
このつながりを辿る行為を意識的に出来る人が超能力者と呼ばれているのかも知れません。
意識的につながりを辿る術を身につけようとしている人達がヨガの修行をしている人や修行僧なのかも知れません。
そして、つながりのあるなしに関わらず、これだけははっきり断言できます。
無意識に出来る事は、訓練すれば誰でも意識的に出来るようになれるのです。
つまり、誰でも超能力者になれる可能性があると言う事なのです。

ビジネスやスポーツ系の分野で良く取り入れられている「自己啓発」の訓練があります。
深くリラックスした状態(アルファ波の脳波レベル)でイメージングやシュミレーションをしたり、右脳を発達させる訓練だったり、五感を発達させる訓練だったりと手法は様々です。
ビジネスでは仕事をいかに上手くこなすか、スポーツでは記録を伸ばしたり試合に勝つ為等「良い結果」が効率よく出せるように自己啓発を取り入れているのですが、自己啓発で行う訓練も、先ほどのヨガの修行をしている人や修行僧と同じように「つながり」を意識的に辿れる訓練をしているのかも知れません。
それならば、仕事やスポーツも勿論ですが、自分自身のためにこそ自己啓発の訓練(潜在能力開発)をした方が、幸せを自分で手に入れる事が出来るかもしれませんね。

次回は、「潜在能力開発をすると願いがかなう」お話です。
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