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色の意味

色についてのイメージは、各個人差がありますが、その中でも共通したイメージがあります。
人間全体に共通したイメージ、国や民族により共通したイメージなどもあります。
例えば、日本人の抱く「ピンク」は桜のイメージとして定着しています。
その他にも階級や戒律、宗教に用いられる色の意味合いがその国や民族に浸透している場合もあります。
そこで、ここでは各色の意味をなるべく全体的に共通しているイメージでお話しして行きたいと思います。

ピンク 黄色
オレンジ
茶色

自分のラッキーカラーを知りたい

色別/それぞれの意味

赤は各国共通で血液や炎をイメージするようです。
このイメージから熱い、痛い、衝撃、衝動、と言った危険・危機感やアグレッシブなイメージと共に、 生命、エネルギー、自己主張、情熱など生命の高揚感をイメージする色でもあります。
人間の神経は「交感神経」と「副交感神経」と言う2種類の神経がバランスをとって生命を維持しています。交感神経は活発になったり、興奮したり、活性化したりと言う働きをします。
また、自分で意識的に動かしていない例えば心臓をはじめとする内臓系の動きなどの活発化も交感神経の働きです。
この交感神経が通常「赤」で現されていると共に、この神経は赤色に反応する事が実験で立証されています。
前にお話した「赤い下着」で血行が良くなると言うのも、赤色を肌につける事により、交感神経が活発になり、結果心拍数が上がり血液の循環が良くなる為です。
また、危機感を表すのは「血・炎」のイメージの他にも、この交感神経から来ています。
人間は危機に遭遇すると、脳内ホルモンの分泌で、無意識下で自分の身を守る=活発に動けると言う点から、この交感神経が優勢になります。手に汗をかき(握ったもの=武器を落とさないように)、鼓動が早くなります。その為にひもづけされたイメージでもあります。
なお、赤色で自分の内面を表す場合、健康的で内面からの溢れるエネルギーを表現するにはビビッドで透明感のある赤を選び、危機感を表す場合血の色に似たダークな赤を選びます。そして、内面の衝動を抑制していて自分自身に負荷がかかっている人はよりダークな赤を選択する傾向があります。

ピンク

「幸福」を色で表すならばと問い掛けるとピンク色と答える人が各国共通で多いそうです。
この様にピンクはやすらぎ・リラックス・健康・愛・開放感・幸福感を表します。
愛のパワーストーンと呼ばれているローズクオーツ(紅水晶)は薄いピンク色をしています。
つまり、人がリラックスした時や幸福感を感じている時、またはそれを欲している時に表現する色となります。
また、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーは「色彩の本質」と言う色彩論でピンク色を「生命を象徴する色」と定義しています。
ピンクセラピーと言う療法があります。ひたすらピンク色を塗るこのセラピーを受けた人は、
個人差がありますがピンク色を塗っていくうちに今迄の人生で最も幸福だった時を思い出すそうです。これが心のケアになっていくんですね。

黄色

黄色は「光」のイメージに最も近い色と多くの人に認識されている傾向があります。
光の印象の連想から来る、生命の躍動感、上昇志向、希望、やる気、満足など前向きで期待感のある色のイメージになっています。
また、子供が自分に注目して欲しい時に良く用いる色でもあります。
この事から甘えたい、幼児期にとどまり愛される期待を持ち続けたい願望の現れとも考えられます。
黄色と聞いて思い出すのは、画家ゴッホです。
ひまわりを代表として、彼の作品には黄色が多用いされています。弟に宛てた手紙でも黄色の絵の具を送って欲しいと言う内容のものがいくつか残っています。
ゴッホがそこまで黄色に拘った理由はなんでしょう。彼は晩年精神を病み自分で自分の耳を削ぎ落とす自傷行為を起こし、なおかつ自虐的なその自画像も残しています。
画面上の全体的な曲線はムンクのそれと同じく精神的不安を感じさせますが、これほどまでに世界中の人にゴッホの絵が受け入れられている理由として、生に対する執着と憧れを生命感溢れる黄色に素直に託した部分こそが共感と魅力を感じるからでしょう。

オレンジ

オレンジのイメージは太陽、夕日と結びつきます。
陽気で明るく、躍動感があり、歓喜と生命感溢れるプラスのイメージです。
色の持つ心理的意味合いとしては、黄色の要素と赤の要素をあわせ持ち、その中間に位置する感じです。黄色の幼児的イメージより成熟した健康的な自己主張で、赤色程衝動的ではないと言ったところでしょうか。

緑のイメージはまさに植物です。
森や植物を見て、やすらかでほっとする気持ちが日ごろのストレス解消になりますね。
太古の昔、野獣から人間の姿を隠して身を守ってくれたり、食物も恵みを与えてくれたりと人間が生きていく為に多大な恩恵を与えてくれた植物。
その積み重ねられた人間の無意識下の記憶に「植物=信頼・安全」と認識されているようです。
青(緑)信号や、緑十字、非常口など安全に関して緑色をシンボルカラーにしているものは数多くありますが、こんな所からきているのだと思います。
この信頼・安全を感じられる緑は、人を穏やかで安らを与えてくれます。
また、緑は可視光線の波長の中で丁度中間にあたる色でもあります。このバランスが安定感を与え、人をより安心したリラックスを与えてくれます。
もうひとつ。緑は黄色と青を混ぜた色でもあります。明るく朗らかでプラス志向の黄色、それと正反対の沈み込み、物悲しい印象の青。この2つの要素がバランス良くミックスされ、中庸になった点にも注目するべきでしょう。
つまり緑はバランスがとれていて、安心、安全、癒しを現す色といえます。

青とひとくちで言っても、他の色に比べてかなりバリエーションがあります。薄い水色から紺・藍色迄。同じ青と言っても印象が全然異なります。
晴れたすがすがしい青空のようなスカイブルー、吸い込まれそうな深海のブルーなど、普通多くの人は、青のイメージに「水・海・空・宇宙」などを重ね合わせる傾向が見られます。
また、青は「ブルーデー」とか「気分がブルーになる」と言った、落ち込んだ感情を表現する時に良く使われる色でもあります。
いずれにせよ暖色系の動的・外向的性質とは反対に、静的・内向的イメージが青にはあります。
明るい青には解放感、希望、積極性がみられますが、ビビッドな青から濃紺迄の深い青には、静寂、浄化、集中、落ち込み、悲しみ、メランコリーなどより内面に向かう性質があります。
また、赤の項でお話をした交感神経・副交感神経では、この副交感神経を青で現します。
これはは高揚した神経を抑制・鎮静させる効果があり、バランスをとっています。
その為、青には加えて、抑制、鎮静、落ち着きなどの意味合いも込められています。
あの抽象画家ピカソは若い頃「青の時代」と言う青を基調とした具象画の連作を描いています。
この青の時代のきっかけになったのが、親友の死と言われています。
親友の死に心を痛め、内向的になったピカソが自分の感情を深い海のような青に表現したのでしょう。
また、人が落ち込んだり悲しい時には、妙に赤や黄色がうるさく感じ、青が心を落ち着かせてくれます。
この辺りも鎮静、浄化の効果を無意識に取り入れているからなのでしょう。

紫は特に日本では意味合いの強い色として昔から使用されてきました。
例えば、聖徳太子が制定した冠位十二階(身分制度)では最高位の色を紫と定めています。
紫式部が生きた平安の世では貴族階級に紫色が珍重されました。
その為この色は、高貴、気高いと言うイメージを持っています。
また、赤でも青でもない中庸な色が民族性にあっているとも言われています。
それと同時に、紫の光の波長が細胞内の光修復酵素を刺激し、DNAなどの損傷を修復する働きがある事が医学的に実証されています。
交感神経の赤・副交感神経の青を混色すると紫色になります。このバランスが崩れている人=体調の悪い人・ストレスがたまっている人がより紫色を好む傾向があります。
これは、先出の波長の効果と共にニュートラルな状態に戻ろうとする自然治癒力が働いて無意識にこの色を選択すると言えます。つまり、癒しの色でもあるのです。
江戸時代、体調を悪くした殿様が「紫紺」と言う薬効成分のある植物で染めた紫色の鉢巻をしていました。また、古代ローマ時代では紫貝の汁が消毒液として用いられていました。
これらは薬効成分と共に癒しの色の効果があるとも考えられます。

茶色

茶色のイメージは土・大地・木です。
全てのいきもの食物連鎖の底辺をささえている、つまり全ての生命の母胎と言える大地。
そして、いきものは命が尽きるとその体は大地に還ります。
その為、生命の根源、母(庇護するものの象徴)、安定感などを現します。
また、木も生命の象徴、流れる時、どっしりとした安定感があります。
色彩学の見地からだと、オレンジの明度を低くすると茶色になります。その為、同じ系統であるオレンジの要素(生命の喜び、陽気、躍動感)を併せ持っていますが、明度が落ちている分、意味合いがより内省的、哲学的意味合いも含まれてきます。
緑に似た癒しの効果がありますが、茶色は植物と土の関係性のように緑より深く根源に根ざした心理に働きかけるものになります。

白は、全ての光の色の波長を跳ね返す色です。
高揚・鎮静・中庸すらない色なのです。そこには色にまつわる感情もありません。
何も考えられなくなると「頭が真っ白になった」とか、「白紙に戻す」など、言葉に使われている白はまさしく何もない事を指し示している事が多いですね。
それと同時に白に対する敬意と憧れのイメージもあります。
ウエディングドレスの白は、純白=まっさらで穢れていない処女性のイメージ、医者や看護婦の白衣やレストランのシェフなどの身にまとう白は、混じりけのない=その仕事に余分なものが入り込まない潔白性が感じられます。
また、神道の禊を行う時や、亡くなった方の白装束は、命の終わりや再生、神仏への畏敬の念を意味しています。
つまり、白は無、処女、畏敬、終焉、再生と言ったイメージですね。最も哲学的・宗教的意味合いが強い色ともいえます。

白とは逆に黒は全ての光を吸収する色、つまり全ての色の要素を内包しています。
また、「白・黒」からは対極する事柄、例えば勝負、陰陽、希望と絶望、ポジ・ネガ、プラス・マイナスなどを表現しています。その全てのマイナスイメージが黒で表現されています。
言葉でも「黒」と言えば疑惑、負が付きまといますし、イメージはコンプレックス、葛藤、反抗、悲しみなどがあります。
この様にマイナスイメージが先行している色ですが、全ての色の要素をあわせ持つ黒は全ての意味合いを含んでいるのです。
その為、喜びや悲しみを乗り越え、自己に向き合い確立していく場合にも黒が用いられます。
喪服の黒は、亡くなった方に対する悲しみ、思い出、敬愛、そして死に対する畏敬の念、残された自分の再構築などの意味合いがこめられていると考えられます。

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